初めて台湾の友人の実家にお邪魔しました
夏休みが始まって、台湾人の友人は速攻で実家に帰ってしまった。
「夏休み、何をしようかなー」
なんて考えていた私を友人が誘ってくれた。
「ハナ〜、基隆(ジーロン)に興味ある?」
『基隆(ジーロン)』という地名。
耳にしたことはあった。
「興味あるよ」
そう返事をした。
てっきり、私の住む南部から近いだろうと思い込んでいたけれど、
調べてみると、ものすごく遠かった。
「あ、、、この旅は泊まりだな、、、」
距離を見て確信した(笑)
初めて、台湾人の友人とお泊まりすることが急遽決定した。
『基隆』は、台北の右隣に位置する。
台北駅からは、台鐵(電車)で1時間ほど。
台鐵(電車)のほかには、公車(バス)もあり、交通手段は様々。
高雄港に次いで2番目に大きな貿易港で、台湾の貿易・物流においては重要な都市。
駅を出て目に映る光景は海!船!コンテナ!
有名な観光地も、特産品も『海』に関するものが多くて、
海に囲まれた地元を思い出した、、、
友人の実家でおばあちゃんが『石花』という食べ物を出してくれた。
どこかで食べたことのある味。
寒天のような食感だけれど、どこか少し違う感じ。
思い出した、、、『ところてん』だ!
日本にいた頃は、夏になったら、祖母が酢醤油ところてんをよく食べさせてくれていた、、、
久しぶりに食べた『夏の味』は、いつも祖母が食べさせてくれていた酢醤油ではなく、
冬瓜茶のような甘い味だったけれど、思いがけず台湾の友人の実家で祖母を思い出させてもらった。
そして、夕飯は友人のおばあちゃんが作ってくれた。
台湾に来てから、人の手料理なんて食べる機会がなかった。
『自分のために作ってくれた』それだけで、温かみを感じる格別な味がした。
『台湾の家庭料理を食べる』
という私の密かな目標が思いがけず叶ってしまった。
初めて訪れた『基隆』、とても素敵な場所でした。