毎回必ずこうなる
世界は今、大きな転機を迎えようとしているようだ。
今日もまた、台湾では新しい動きがあった。
『外国人全面入国禁止(外交官、居住証所持者を除く)』
これにより、外国人は原則台湾に入国できないことになった。
1日で状況が変わってしまう、、、目まぐるしく変わる状況の変化についていけない。
台湾で過ごしている私たちはこれから一体どうなっていくのか、正直不安で仕方がない。
あまり考え過ぎず、やるべきことをしていかなければならないことは重々承知しているが、ここでは誰も守ってくれない。
自分で自分を守るしか方法はないのだ。
さて、話は変わって今日は、昨日に引き続き『授業』について書いていこうと思う。
今日は6時間ぶっ続けで『中餐實習(中華料理実習)』の授業を受けた。
私は昔から、勉強(座学)が大の苦手で、習い事も全部長く続かない。
唯一続けたことといえば、『習字』だけ。
明確な『将来の夢』もなければ、胸を張って言える『自分の取り柄』もない。
興味があって、自分から進んですることといえば『料理』くらい。
そんな私は台湾に来る前、中国語が完璧ではない自分が、
『どうやって台湾人と張り合えるか』を考えた時、
「勉強では無理だ、自分の好きなことを磨いてそれを自分の武器にしよう。」
という自分なりの結論を出したのだ。
私が『中餐實習』を選択したのは、ある意味賭けだったのかもしれない。
まあ、結論から言うとこの賭けは見事にハズれた。
『こっちが楽かな?』
『こっちが楽しいかな』
そう思って選択すると、毎回必ず外れて人の何倍も苦労する。
そうなってる、仕方ない。
教授の『作り方』『作業の行程』『説明』、専門用語を中国語で言われる。
ほとんどが聞き取れなかった。
今日が、台湾で過ごしている中で自分の中国語能力に対して1番腹が立った。
自分に対して歯痒い気持ちでいっぱいで、気づけば教授の説明を聴きながら、涙が出ていた。
このままあと3年半、この状況か、、、と思うと先が思いやられた。
『転科しようかな、、、』なんてことも頭をよぎった。
大好きだった『料理』を嫌いになりかけた。
いや、待てよ。そんなのどうにでもなるじゃないか!
負けず嫌いな私がこのまま引き下がるなんてあり得ない。
わからない専門用語は予習でどうにかカバーできる。
考え方を変えてみた、
私の大学で『観光飲食学科』を卒業した日本人は1人もいない。
、、、ということは
この苦労に負けないで頑張れば、『初の日本人卒業生』になれるというわけだ。
かっこいい。かっこ良すぎる。
そんなかっこいいポジションが目の前にあるのに、こんなところで立ち止まっている場合ではない。
(思考回路が単純なのですぐポジティブになれる、、、)
そもそもこの学部に入ったのも、
『人生で役に立つ自分だけの武器を手に入れるため』だった。
そして、料理上手な祖母に約束した。
『台湾で料理勉強して、美味しいご飯作ってあげるね』と。
この約束は絶対に守らないといけない。
台湾で過ごす時間にクヨクヨしてる暇なんてない。
明日もまた、調理実習6時間。
わからないことがあるから面白い。
くやしい思いをするから、這い上がろうと思える。
これもすべていい経験。
きっと4年後の自分は笑っているだろう、最初の授業で『悔しくて泣いた』ことを思い出して。
自己満足で書き始めたこのブログ。
初めは身内だけだった『読者』。いつの間にか100人を超えていた。
こんなに拙い文章を読んでくださって本当に有難い限りです。
読者の皆様、そして台湾で過ごす私を気にかけて読んでくれるみんな。
本当にありがとうございます。