100日
台湾はもう半袖で生活できるほど暑い。
そんな台湾でも近頃はコロナウイルスが猛威をふるっている。
そのせいからか友人同士でも少しだけピリついているように感じる。
台湾人は思ったことを正直に言う国民性だ。
マスクをしていない友人に対して
「なんでマスクしないの?」
「マスクしないで街中行ってたでしょ?」
「今すぐ消毒して来て」
そんな言葉を面と向かって言う。
それほどコロナウイルスを警戒しているのだろう。
日本は、『学校再開の準備が進んでいる』とニュースで見かけた。
一方、台湾の大学ではオンライン授業の準備が着実に進んでいる。
私の大学では早い科目で来週からオンライン授業に切り替わる予定だ。
面白いことに『体育』までもオンライン(笑)
教室から外を見ていると、ごく普通の平和な世の中のように感じるけれど、実際は違う。
目に見える景色と現実とのギャップについていけてない自分がいる。
体育の授業で運動場にいる時なんか、余計にゆるーくのんびりと特別平和に感じる。
今日も体育の授業があった。
台湾で大学生活をしていて感じること、、、
台湾人は運動があまり得意ではない。
個人差はあるけれど、走るにしろ、球技にしろ、スポーツ全般だ。
そして、何より負けん気が強い。
今日はサッカーのテストだったのだけれど、そんな負けん気が強い台湾人の性格を垣間見ることができたので紹介していこうと思う。
普段の生活では、その負けず嫌いの性格を逆撫でしないように心がけている。
『みんな出来ているのに自分だけ出来ない』なんて状況はもってのほかだ。
国民性とはいえ、もう大学生である。
ある程度の我慢なんかは出来て当然かもしれないけれど、
サッカーのドリブルのテストでうまく出来ず、タイムが悪いと確信したら、
すぐに「算了!(もういい)」と勝手にやめてしまう。
以前はそんな光景を目にすると
「えー、、テストでそんなのアリですか、、?」なんて内心思っていたけれど、
ここ台湾で過ごしているとそんなことばかり目にするからか
「日本だったらこんなこと起きないだろうなー台湾らしいなー」
なんて思ってしまうほど感覚的に慣れつつある。
ここ台湾で暮らしていると、
『台湾らしいなー』なんて思えることがたくさんあって面白い。
みんな、自分に対して正直に生きている感じがする。
私の個人的な見解を言わせてもらうと、日本人(特に若い世代)は、
「これしたらどう思われるかな?」
「変に思われたくないからやめておこう」
なんてことばかり考え、人の目を気にしすぎているように思える。
『常に人と連絡をとっていないと不安に思う』なんてケースも少なくないだろう。
『四六時中、人と連絡をとるのが普通。』
思い返してみると 、日本にいた頃の私は実際そうだっただろう。
しかし、台湾で暮らしはじめて大きく変わった。
私は台湾に来て以来、日本の友人たちとあまり連絡を取り合っていない。
『何か特別報告をしたいことがある時』、『帰国直前の予定合わせ』こまめに連絡を取り合うのはこの時くらいだ。
仲が悪いのか?と言われれば決してそういうわけではない。
私には『私の台湾での生活』があって、友人には『友人の日本での生活』があるからだ。
連絡をこまめにとっていないから、と仲が悪くなるとも思ってはいない、
むしろ連絡をとっていなくても、
帰国した時、
直接会って顔を見て話をしようとしてくれる、
時間を作ってくれる友人の方が自分に本当に必要な相手なのだと思う。
きっと日本にいたら気付くことができなかっただろう。
いや、気づけたとしてももっと大人になってからだっただろう。
早めに気づくことができた私はラッキーなのかもしれない。
私が台湾に来て1ヶ月ほど経った頃、
携帯を落として修理に出し、2週間近く人と連絡が取れない状況の時があった。
日本では携帯なしで生きていくなんてほぼ不可能だろう、
しかし台湾では不自由なく生活できた。
直接顔を合わせる
クラスの友人、ルームメイト、先輩、
以外とは接さない暮らし。
全てから解放されたような感じがして楽だったように思う。
とは言うものの、SNSを使って日本にいる家族や友人と連絡をとっているのも事実(笑)
台湾に来て以来、『日本の家族、友人に会いたい、、、!』と思わなかった日はない。
会いたいなー元気かなー、と毎日写真を見ては1人で懐かしんでいる。
私が台湾でこうして頑張れているのは、日本の家族、友人が『私の居場所』を守ってくれているからだ。
頑張って、努力して、我慢して、
それでも無理だったら日本にある自分の居場所に帰ればいい。
そう思える居場所があるから多少辛いことがあっても頑張れるのだと思う。
次、みんなに会うことができるのは夏休み(日本に帰国できるまで100日。)
きっと、あっという間に100日過ぎるんだろうな〜〜
早くみんなに会いたいな。