何もないっていうけれど、、、
私の故郷は九州の佐賀。
自己紹介をする場面で、
「どこから来たの?」と聞かれ、
「佐賀から来ました。」と答えると、
「佐賀?、、、何もないよね」と必ず言われる。
その度に私は思う。
『何もない』の基準は誰が決めたのか、、、?
『何も』とは何のことを指しているのか、、、?
また、それと同時に
『こんなに素敵な場所の魅力を知らないのはもったいないな、、、』
とも思う。
私は、『佐賀』に生まれたことを誇りに思う。
『佐賀』が大好きだ。
しかし、1番もったいないと思うところは、
こんな素敵な佐賀で育った若い人たちが『佐賀の素敵なところ』に気づけていないところだと思う。
自然に囲まれて、人は親切で、食べ物は新鮮で安くて美味しい、
暮らしていく上で、こんなに素敵な場所はないのではないかと思う。
台湾に来たとき「日本のどこから来たの?」とよく聞かれた。
日本でもあまり認知されていない『佐賀』なので、知っている人はいないだろうと思いつつ
「九州の佐賀から来たよ」と答えると、
返事は思いがけず、「佐賀!知ってるよ!佐賀的超級阿嬤(佐賀のがばいばあちゃん)でしょ」というものだった。
本当に驚いた、、、それと同時にとても嬉しかった。
ずっと『佐賀』にいても気付くことができない、外から別の視点で見て気付くことができる『魅力』もあるはずだ。
ここ台湾で暮らしていて、
やっぱり『佐賀』は最高だと日々実感している。
観光客は、『福岡』『熊本』『大分』『長崎』にいきがちだ。
なぜか見事に『佐賀』を通り過ぎる、、、。
もっと『佐賀』に来て欲しい、魅力を知って欲しい。
「将来は東京に出てくるの?」とよく言われる。
あいにく、都会への憧れも、興味も微塵もない。
確かに、都会の方が巡ってくるチャンスも多いかもしれない。
明確な将来の目標はないけれど、
『佐賀をもっと活性化させたい』
『若者が地元・佐賀を誇りに思えるようにしたい』
『自分の子供は絶対に佐賀で育てる』
これはずっと変わらずに抱いている目標だ。
台湾にいても、日本人と会話をするときは『佐賀弁200%』
「日本に帰りたい、よりも佐賀に帰りたい」そう思わせてくれる大好きな故郷、、、
よく「佐賀って何もないよね」と言われるけれど
十分すぎるほど全てが揃っている。
『佐賀って最高!!!』