適当がちょうどいい
昨日、自分で焼いたパンを食べることから始まる、のどかな朝。
とても平和だ。
ベーカリー実習で作ったパンは、自分1人では食べきれない、
そのため毎回、友人たちにお裾分けする。
「おいしっかたよ〜、ありがとう」の連絡をもらうと、
6時間実習の疲れも飛んでしまう(^◇^)
授業が終わってから、夜は先輩の家にお邪魔して、
一緒にシチューを作って食べた。久しぶりの日本食!
ちなみに、日本であれば150円ほどで購入できるシチューのルー。
台湾のスーパーで購入すると、100元(350円)。
高い。。。。
台湾での手作りご飯、格別に美味しく感じる。
先輩の家から寮に帰って来て、寝る準備を済ませ、
自分の部屋に入ろうとしていたとき、
台湾人の友人から呼びとめられ、話込んでしまった。
台湾人は、一度話始めるとなかなか会話が終わらない(笑)
初めは廊下で話していたのに、気づけば部屋の中に入ってきていて、
ルームメイトまで巻き込んで、11時から1時過ぎまで。
2時間みっちりと大騒ぎで話していた(笑)
会話の始まりは『台湾での生活費』についてだったのだけれど、
会話の1部を紹介していこうと思う。
(友人)「ハナはひと月何元使ってる?」
(私)「8000元だよ」
(友人)「同じだよ〜、すごいね!!」
(私)「8000元で足りるの?」
(友人)「足りないよ〜」
8000元は、日本円で28000円ほど。
この8000元は、主に食費・雑費に使っている。
私の場合ひと月の生活費8000元だけれど、話を聞くかぎり、
他の留学生はもっと使っているらしい、、。
ひと月8000元で生活していることを話すと、
台湾人の友人から「金銭感覚しっかりしているね」と褒められた。
日本にいた頃は、両親がいて、金銭面の管理は全てしてくれていた。
しかし、台湾での生活では自分で管理しなければならない。
『海外引き落とし』を利用すれば、日本の銀行の口座から引き落としできるけれど、
私は、日本から台湾に来るときに両親が持たせてくれたお金で、次日本に帰国するまで
生活することを決めているので、『海外引き落とし』は利用しない様に心がけている。
お金は、台湾に帰国した当日に、使っていい金額をひと月分ずつ振り分けている。
初めきたときは母が分けてくれていたけれど、
今回からはそれも自分でしなければならないことだ。
お金の有り難みも台湾にきてしっかり実感している。
台湾人と会話をしていると、物怖じしない話し方で驚かされる。
急に部屋に入ってきて、マシンガントークして帰る。
それが普通!!1週間に1回は必ず起こる出来事だ。
初めは戸惑っていたけれど、今では、『台湾人だなーーー』と微笑ましくなる。
英語しか話すことができない、私のルームメイトに対しても
カタコト英語で果敢に話しかけていた。
物怖じしない思い切った性格は、自分の殻に籠りがちな日本人が
見習わなければならないところだと思う。
何もかもが適当な台湾人。
そのため戸惑うところも多い台湾での生活だけれど、
少し慣れてきた今、『台湾らしいなー』と思えば、大体のことは笑って流すことができる。
何事も、『適当』がちょうどいいのかもしれない。