ビビりな私の台湾日記

ビビリな私の海外奮闘記です、台湾のあれこれ是非ご覧ください

ひょんなことから考えさせられた話

月曜日は、『日本と台湾の歴史』の授業に飛び入りで参加させてもらっているのだけれど、

歴史を中心に、そこから派生していろんな方向に話が飛んでしまう(笑)

 

「自分が日本人と言うことを意識したのはいつか?」

なんて言うような考えたことがない奥が深すぎる話までする。

 

授業の最後には、教授が、自分と韓国人の奥さんの家庭環境について話してくれた。

教授の家は、家事は分担するシステムらしく、

子供たちのお風呂も小さい頃から全て教授の担当だったとか。

そのおかげで、教授は子供達との関係はとても良好らしい、、、、

 

奥さんの影響で、

「子供とか関わらなくても、仕事している背中を見て育て」

「今は分からなくても、大きくなったらわかってくれる」

のスタンスで関わっていては、

良好な親子関係は築くことができないだろうと言う考えらしい。

 

自分お家庭のことを考えてみたけれど、

私の父は、『仕事に生きる人』と言う感じだろうか、、、

小さい時から、父は仕事人間で、

私が寝た後に帰宅して、朝起きる頃にはもう仕事に行っている

なんてのは当たり前だったろうか、、、

母の立場を考えると、幼い子供3人おいて仕事に行かれるのは、

相当キツかっただろう。

きっと母でなければ、耐えられなかったと思う。

それでも、家にいる時は、私たちの相手をしてくれていたし、

今では食器洗いや掃除なんかの家事をしている姿も目にする。

 

まあ、母からすると、「その手伝いレベルで補えないわ!」と思っているだろうが、

母が父の仕事を理解しているから関係が成り立っている。

 

子供ながらに、父と母が喧嘩している姿を見ると、

「仕事ってそんなに忙しいのかな?」なんて思っていたこともあった。

 

祖父の葬式で、父の仕事関係の方が母に対して

「家庭を犠牲にして仕事してらっしゃるから家庭は大変でしょう、すみません」

と頭を下げて下さった姿が強く印象に残っていて、今でも忘れられない。

 

 

そんな姿を見ていると、『母ってすごいな』『父ってすごいな』

『自分の両親って最強だな』そう思うことができた。

幼いながらに

「父みたいな人と結婚したいな」と思ったのを覚えている(笑)

 

母のおかげで、小さい頃寂しい思いをしたこともないし、

いろんな世界を見せてもらって、貴重な経験をさせてもらっている今、

父と母には頭が上がらない。

 

『背中を見て育て!』は古風と言う意見に触れ、

自分の家庭環境を否定されたようで悲しいと言うか、悔しいと言うか

複雑な気持ちになってしまったけれど、

父の仕事に対する姿勢、その姿を見て育ってきた我が家のスタイルは間違っていないと思う。

(母の理解と協力があってこそだけれど、、、)

自分が育ってきた環境について、ひょんなことから考えさせられた。

 

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